北京の春節 

はじめに

 北京の春節が始まる前は日本の年末とよく似ていて、暮れと正月に家族で食べる高級食材をカートいっぱいに積んで購入している姿を多く見かけます。年末の大安売りもあります。
 また田舎へ帰る人が北京のお土産として買う北京ダックの紙袋がスーパーに積み上げられて売られています。

春節の食べ物
 こちらの人は伝統的に、春節に餃子や、「元宵ユエンシャオ」という胡麻の入った団子を食べる習慣です。両方とも冷凍食品コーナーで売っています。お湯でしばらく煮ていただきます。自分でつくることもできます。団子作りに使う米粉がこの時期スーパーで売られています。

町の様子は?
 北京には2000万人以上の人が住んでいます。通常は地下鉄も、公共バスも満員ですが
春節の時は、帰省したり旅行したりで残っている人が少ないので、かなり空いています。閉まっているお店が多いので、正月でも営業している少し値段高めの大型スーパーで買わざるを得ません。日本と同じで正月の価格はやや高めの感があります。
 北京市内のいろいろな公園で、正月だけ限定の「庙会ミアオフエイ」があり、こちらには、他の場所と違い、多くの人が集まっています。ここでは、中国の伝統芸能を鑑賞できます。(有料です。)
 また寒い時期なのに、万里の長城へ行きたい人が多いのか、そちらへ向かう道路は渋滞しています。

花火は?
 空気を汚すから規制があると聞いていますが、そのような規制に関係なく春節の時期だけ出現する花火屋さんで、多くの人達が花火を購入し、いろいろなところで、美しい花火を上げています。
 以前ブログに書きましたが、2010年の春節には町が爆撃されているような爆竹音が鳴り響いていましたが、そこまでの音をここ何年かは聞かなくなりました。

おわりに
 中国の暦は太陰暦なので、2015年は2月19日が正月で、来年は2月8日が正月です。毎年変わるから著者は慣れません。こちらの人達は、二か国語を話す子供のように、太陽暦と太陰暦を上手に使い分けています。農業をするのに、陰暦は使いやすいそうです。日本も昔は陰暦だったんですよね。

kiyoちゃん「絵と歌で覚える中国語」北京の春節
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