北京 オリンピック森林公園 

始めに

 北京オリンピックの時に話題になったメインスタジアム「鳥の巣」の北側に、美しい森林公園があります。今日はこの公園をご紹介します。

とにかく広い!
 環状5号線を挟んで、北園と南園の2つの公園があります。南園だけでも380ヘクタール、北園も合わせると680ヘクタールあります。東京ディズニーリゾートの7倍の広さです。南園の人口湖の周囲を歩いて一周するだけで、2時間くらいかかります。続けて、北園も散策となると急ぎ足でも軽く1日はかかります。

ジョギングコース
 オリンピックの時に作られたこともあって、市民の健康促進を意識して設計されているようです。公園の入口付近にはロッカーがあり、そこに荷物を置いて園内で運動できるようにしています。中国人だけではなく、欧米系の人たちがジョギングしている姿もよくみかけます。

春は花、秋は紅葉
 3月から5月にかけては、桃や梅をはじめ、美しい花々を楽しむことができます。秋は、銀杏並木が見事です。

湿地はちょっと日本と趣が違う
 日本の湿地で著者がイメージするのは尾瀬沼です。こちらの湿地も尾瀬みたいにキスゲの花が咲いているかなと想像していましたが、ちょっと趣が違いました。
南園の西側に湿地帯があります。冬の間は何もないのですが、初夏になると、ガマの帆のような湿地の植物や菖蒲などを楽しめます。

錦鯉がいっぱい!
 南園の湖畔付近で、魚のエサの販売所があります。エサをやっている人達の様子を見ようと近づいて見ると、錦鯉の大群が我先にと湖面に投げられたエサを食べています。冬は湖に氷が張るのに、こんなにたくさんの鯉たちは、その間どこにいたのでしょう。いずれにしても、これだけ美味しそうにエサを食べてくれると、エサのやりがいがあります。


トイレに一工夫
 環境を考えてのことのようですが、園内のトイレは、微生物を活用して汚物を分解するというタイプのものです。オーストラリアのエアーズロックの近くのトイレもこのタイプでした。その時と同じで、不思議と臭い匂いがしません。環境にやさしくて、匂いも分解してくれる微生物トイレ、著者はとても気に入っています。

おわりに
 北京オリンピックは北京の人達にとって、とても大切な思い出のようで、このオリンピック公園を、美しく保って行きましょうという思いが感じられます。またもてなしの精神が豊かな中国の人達が、外国から訪れる客人のために、美しい庭園を作りたいと思ったという気持ちも伝わってきます。
もし北京を訪れた時に、ちょっと運動不足だから、どこかでジョギングしたいなと思う方は、オリンピック森林公園おすすめです。

アクセス
地下鉄8号線、森林公園下車徒歩1分

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