中国語学ぶ~発声法

日本人が中国語を学び中国人のように話そうとすると感じることは「疲れる」です。
つまり体力を使うということです。どういうことかと言いますと話すときに日本人が母語で使っている息の量と中国人が母語で使っている息の量にはかなりの違いがあります。「疲れる」わけですから当然中国語の方が息をたくさん使います。これは日本語と中国語の違いの一つです。
しかし幼い頃から馴れ親しんでいる発声方法を変えるのは至難の技でして、かなり意識的な努力が必要になります。具体的に申し上げますと中国語には有気音と無気音というのがあります。
たとえば「た」が有気音で「だ」が無気音ですが「た」を言う時には、ロウソクの火を吹き消すような息を吐き出す必要があります。中国語はよく音楽に例えられますがこの息のコントロールをすることと歌を歌うときの腹式呼吸には共通しているものがあります。それで有気音の練習としては
まず大きく深呼吸して少し止めてから、息を勢いよく吐き出してみます。これを繰り返すことにより普段日本語を話す時には使わない筋肉を鍛えることができます。



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