北京の故宮

始めに

北京を舞台にしたさまざまな映画のシーンに登場する故宮ですが、今日はその建造物にたどり着くまでの道のりや周辺情報についてご紹介いたします。

故宮入口の天安門ひろば
故宮の入り口に毛沢東の写真でおなじみの天安門があります。その天安門の前に南北880メートル東西500メートルの世界最大面積の広場があります。50万人の人を収容できる広さです。
過去に2回この場所で事件があったこともあって、警備は厳重です。広場に入るすべての入り口で、飛行機に乗る前と同じレベルの持ち物検査が有ります。検査が済んで、広場の中に入ると、入り口に正陽門という見ごたえがある建造物があり、つい写真を撮ってしまいますが、これはまだほんの序の口です。広場の中央には、2つの大きな液晶画面があり、美しい映像で広場を飾っています。(今はこの液晶はありません。)10月1日の国慶節には、この広場で、いろいろな催しがあり、24時間ずーっとテーマパークのような盛り上がりを見せています。
9月は北京のいろいろな大学で、志願者の学生達が、国慶節のパレードの練習に励んでいます。

天安門から中へ入る
無料で入れるのは、午門という所までで、ここから先に行きたい場合は大人60元(1200円位)の入場料が必要です。チケット売り場には、故宮の便利な案内図を5元で売っているお姉さんがいて、多くの人がその地図を購入しています。でも故宮の中に入るとタダで手に入るので、そこで買わなくても大丈夫です☆

「あっこれ見たことある」太和殿
映画の中で撮影される故宮シーンに必ず登場する太和殿に到着しました。壮麗な石つくりの階段は、観光客に損なわれることがないように、黒い敷物で保護されていますが、十分雰囲気を味わうことができます。

いつの時代もグリーンは必要
政(まつりごと)だけでなく、皇帝の住居でもあった故宮の一番奥には、美しい庭園があります。
いろいろな木が植えられていますが、北京の他の地域に比べ古木が多く、初期の北京を彷彿とします。
日本でもおなじみの藤棚は、見たこともないような、幹の太さがあり、圧倒されます。

初期の北京 飲食店も歴史有
故宮の周辺は、北京の中でも、歴史があるため、そこの飲食店も美味しいと中国の知人から話を聞いたことがあります。著者も試しに、そこで、大衆料理を食べてみましたが、たしかに美味しいです。故宮に観光されることがあれば、是非食事も楽しまれると良いでしょう。

おわりに
著者は依然台湾で、故宮の観光をしたことがあります。そこも壮麗でしたが、中国の故宮は、土地が広いこともあり、よりスケールの大きさを感じました。著者は半日かけて観光しましたが、すべてを回りきることができませんでした。敷地内には、有料、無料の展示館がたくさんありますので、もしこれから行かれる方は、一日のスケジュールで回られると良いでしょう。清と明の時代に、しばしタイムトリップして悠久の時をご体感くださいませ。

動画「kiyoちゃん絵と歌で覚える中国語」故宮参観
歌詞と発音のポイントは→http://kiyochanpetitchinese.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html



コメント