北京 国家博物館

 始めに

 初めて、国家博物館に入場したきっかけは、ちょっと休憩しようかなという理由だったのですが、入館してみると以外に楽しめましたので、ご紹介します。

入館するまで
 事前にメールなどで予約をしている人は、専用通路から、すんなり入ることができるのですが、予約なしの場合は、長蛇の列に並ばなければいけません。その後、発券所で、パスポートを提示して、入場券をもらいます。さらに、入場するときは、空港並みの身体検査があります。

ポイント:検査の時、中国語がよく聞き取れない場合は、だいたいこんな感じと思ってください。
水を所持していたら、係員の前で飲んで危険物でないことを示す、帽子は取る、身体検査の時は、前が済んだら後ろ向きになり検査を受ける。


催しの内容 お薦め3選

①長安のCG
 西暦600年くらいになると、中国は唐の時代です。西方からは、中国の絹を求めて、シルクロードを旅して長安を訪れる商人たちがやってきます。「西遊記」の三蔵法師は、長安から天竺に向かい、鑑真は、布教のために日本へ向かいます。そして日本人は、大陸の文化を学ぶ為に長安に向かいます。そこで、遣唐使たちは、自分達が見た長安の都に感銘を受け、是非、日本にも、同じような都を作りたいと「平城京」を作りました。

 ちょっと前置きが長かったのですが、地下の古代中国「唐」のセクションのところに、長安を再現したCGが放映されていました。長安の都はほんとうに壮大で、そのCGを見るとしばし遣唐使の気分を味わうことができます。


②兵馬俑の一部展示
世界遺産登録されている秦の始皇帝の陵墓の一部が、この博物館に展示されています。
兵士の顔が一つ一つ違うと聞いていたので、確かめてみたら本当に違っています。
作製するのに手がかかっているのがよくわかります。
わざわざ西安(もと長安)まで行かなくても、ここで見れるので、著者は得した気分になりました。(今は馬1つ、兵士1つになってしまいました!!)


③世界の工芸品
「中国の交友の証拠」というセクションでは、歴代の中国大使が各国からいただいたプレゼントを展示しています。世界の工芸品をいろいろ見れて興味深いです。ちなみに日本から贈ったプレゼントは、日本人形(布製、着物姿)でした。


おわりに
 著者は、以前から、日本人に感銘を与えた長安の都を是非一度見てみたいものだ、と思っていましたが、ここで、CGとはいえ拝見できてとても嬉しかったです。
 現在の世界各国からのプレゼントを展示しているセクションは、当時の長安に送られてきたであろう、東西の珍しい贈り物を彷彿させます。時代は変わりましたが、いまでも、長安は、中国人にとって誇りとしている都なのだろうと感じました。


アクセス
地下鉄1号線「天安門東駅」下車徒歩2分
入場料 無料 ただし身分証明書の提示必要 
閉館日 月曜日
開館時間 9時~17時(ただし15時半発券中止 16時入館中止)


kiyoちゃん「絵と歌で覚える中国語」唐の都へ
歌詞と発音のポイントはこちら







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