北京 香山公園の紅葉

始めに

 以前にこのブログの中で、北京の短い秋についてご紹介したことがあります。http://zhongguo-beijing.blogspot.jp/2012/10/blog-post.html
その記事の中で、秋が短いから、北京では秋を楽しめないと書きました。
たしかに短いは短いのですが、でも、その短い秋を中国の人達は楽しんでいます。

紅葉が美しい
 北京市内ではポプラのような黄色に変色する木が多いのですが、北京の郊外の山地では、赤く変色する木が多く見受けられます。おそらく山地の方が、温度変化が大きい為に、葉が美しい赤色に変わるのだと思います。日本でも東北地方の紅葉は綺麗ですものね。

週末には紅葉狩り
 北京市の北西部に紅葉の名所の香山公園があります。10月の終わりから少しずつ色付き始めます。2014年まだ紅葉が始まったばかり10月の週末に、1万人の人が訪れたとニュースで報道されていました。全体の中国の人数から考えると、そんなに多くもないのかもしれませんが、それでも、たくさんの人が紅葉を楽しんでいるということがわかります。

紅葉? 楓?
 著者は子供の頃から、赤ちゃんの手のような葉が赤くなる木を「紅葉(モミジ)」と呼ぶのだろうと思っていましたが、調べてみると、著者が「モミジ」と思っていたものは、「楓(かえで)」の一種ということでした。香山の紅葉は、日本と同じ赤ちゃんの手のような葉もありますが、「フウ」という木の葉も赤くなります。葉の形は楕円型です。つまり、中国では、書いて字のごとく赤くなる葉を「紅葉」と呼ぶようです。実際日本でもそうなのでしょうか。事実はどうあれ、でも「もみじ」といえば、たいていの日本人が連想するのは、手型の葉ではないでしょうか。

 著者としては、遠目で見ると、葉の形までは、見えませんから、なんでも構いません。ただ、近くで鑑賞するときは、赤ちゃんの手のような紅葉を見たいと思い、そういう木を探してしまいます。外国で暮らしていると不思議と、故郷と同じ風景をみるととても安心できます。著者にとって、赤ちゃんの手のようなモミジもそれに該当するようです。

11月初めに紅葉おしまい
 10月中旬から、葉が赤くなり始めます。そして、11月の初めころには、葉が落ちてしまいます。鑑賞期間は2週間くらいです。今年のように、比較的暖かい年は、色付きが遅く、赤色をぼちぼち楽しんだら、すぐ冬になってしまいます。地球温暖化が紅葉狩りにも影響しています。

おわりに
 春の花見に引き続き、秋の紅葉狩りも北京で楽しむことができました。デジカメで、景色や記念写真を写している北京の人達を見ていると、言葉以外は、日本人と変わりません。美しい風景を見て、安らぎを得たり、感動したりする気持ちは同じですね。

アクセス
地下鉄4号線 北宮門駅下車
出口AのKFC前のバス停から公共バス563号に乗って30分くらい。香山公園下車。

料金と開園時間
4/1~11/15 大人10元
 6:00~18:30 (7/1~8/31だけは19:00まで開園)

11/16~3/31 大人5元
 6:00~18:00 

動画 kiyoちゃん「絵と歌で覚える中国語」紅葉狩り
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