北京動物園 

始めに

 以前著者が日本にある中国大使館でビザ手続きの順番を待っている間、待合室のテレビで上映されていた動物のビデオを見たことがあります。その内容はとても素晴らしかったです。よく調べた動物の生態のドキュメントに感動しました。中国国内でも、同じような子供向けの動物番組が放映されています。そのように動物好きな国の首都にある北京動物園には一体どんな動物がいるのでしょうか。
(イメージ著者)

広~い!種類も多い~!
 動物園内には、入り口の近くにいるパンダから始まり、1日いても見切れないくらいの多くの動物がいます。敷地面積もとても広いです(86ヘクタール東京ドーム20個分くらい)。飼育されている動物は中国国内だけのものだけでなく、南米やオーストラリア、アフリカなど世界中から集められています。
 今回全部は紹介しきれないので、著者が良かった動物を3種類ピックアップしてお伝えいたします。
(イメージ著者)

お薦め3選
①ゼブラ(シマウマ)
 子供にシマウマの絵をかかせると、たいてい縞模様の馬を書きますよね。縞というのはそういうものだと思っていますから。でも本当のシマウマの柄は、単純なシマシマ模様ではなく、見事にデザインされたような美しいモノトーンです。シマウマが群れを成すとゼブラ柄が捕食動物の目をくらまし、捕食されにくいと聞いたことがありましたが、その説明を、ここに来て初めて納得することができました。
 北京動物園は広いですから、シマウマの飼育スペースが柵で囲まれた牧場のようになっていて、十数頭のシマウマが群れをなして走っている姿を見ることができます。

②ディア(鹿)
 鹿と聞くと、著者がイメージするのは、バンビとか日本鹿くらいでした。しかし、ここにいる鹿の種類といったら、半端な数ではありません。テレビでしかみたことないような世界各地の鹿がいます。角の形や大きさが様々で、この鹿のエリアだけでもじっくりみていたら、1日では足りないくらいです。
 ちなみにキリンも中国では鹿の1つなのですよね。中国名は「长颈鹿changjinglu」つまり長い首の鹿と言います。
(イメージ著者)

③ベアー(熊)
 パンダや白熊もいいのですが、熊エリアの中で著者が一番お気に入りなのは、小熊ゾーンです。
小熊達が自由に遊び回れるくらいのスペースを壁で囲って、壁の一部を強化ガラスにすることにより、小熊達の愛らしいしぐさを、外から眺めることができます。とても人なつこくガラス越しに眺めている人に寄ってきます。本当に可愛いです。熊のぬいぐるみが何故世界中の子供に人気があるのか、その理由をよく理解できました。
 
おわりに
 最近では、中国でもペットブームで、よく犬の散歩をしている風景をみかけます。日本ではキャンキャンと騒がしい小型犬でも比較的おとなしく、よくしつけられています。北京動物園の動物たちも、その犬達と雰囲気がよく似ていて、全体的にとても穏やかです。居住スペースが広いのも動物のストレスを軽減させていると思いますが、動物の生態をよく理解して世話しているのではないかとの印象を受けます。(ちなみにゾウの飼育ゾーンではゾウに聴かせるためだと思いますがモーツアルトが流されていました。)
 アフリカのサファリ公園などにいけば、一番自然に近い形で動物を観察できるのでしょうが、比較的近距離で生き生きした動物を見てみたいという人は、ここ北京動物園でも結構楽しめると思います。動物好きな人は北京を訪れた際に、どうぞ一度足を運んでみてください。
(イメージ著者)

アクセス
地下鉄4号線 「動物園(动物园)」下車 正面

開園時間
4/1-10/31 7時半-18時
11/1-3/31 7時半-17時

入園料金
4/1-10/31 入園券15元(学生8元) パンダ館込20元 
11/1-3/31 入園券10元(学生5元) パンダ館込15元


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