北京働く～バイト

中国の人口は多いため中国人ができる仕事は是非中国人に優先的にしていただきたい
というオーラを中国で生活している外国人なら多かれ少なかれ誰しも感じた経験はお有りではないでしょうか？日本で中国人が働くのと、中国で日本人が働くのは全然条件が違います。
たとえば中国のレストランでウェイトレスをしている中国人の女の子がいるとします。彼らの給料を時給換算するとだいたい一時間10元　日本円に換算すると150円くらいです。その子が仮に日本に来れてバイトできるとしたら日本の最低賃金のバイト料だとしても中国と同じ時間働いて４倍の収入を得ることができます！日本に留学に来ている中国の留学生のほとんどは中国の比較的裕福な家庭の出身が多く留学前は家事のお手伝いなどほとんどしたことがないようなご子息ご令嬢ばかりですが彼らでさえ日本で低賃金の部類に入るバイトであっても喜んで働くほどの賃金の高さなのです。そういうわけなので日本で中国の方達が働くことは日本経済にとっては喜ばしいことです。一方　日本人が中国で働くとなると逆の立場となります。つまり中国にある会社は中国人よりも高い給料を日本人に支払わなければなりません。中国で大学院　博士を卒業している方より大卒の外国人のほうが給料がいいのです。当然中国人の同僚は不公平感を抱きますね。ほとんどの中国人の方達は海外生活の経験をお持ちでないので外国人の事情など汲み取ることは難しいようですね。そのほかにもいろいろ事情はあると思いますが中国政府から外国人が正式に中国国内で働くことの許可を得るには資格や面倒な手続きが必要です。最低の学歴”大卒”など、人材選びのハードルはとても高いように感じます。