北京生活 春節にアパートのリフォーム


はじめに


日本は1月1日が年の初めですが、中国人にとっては旧暦の正月が年の初めです。中国人にとって年にもっとも大切な祝日 それが旧暦1月1日つまり春節です。太陰歴の暦にもとづいているため
毎年日づけは変わります。ちなみに2013年の春節は2月10日でした。年に一番休める季節で多くの北京在住の外国人は本国へ帰省したり 中国国内を旅行したりします。またその時間を利用して普段できない家の修理などもできます。

北京のアパートの現状
北京の人達は安いうちにアパートを自分で購入したり また勤務している会社が報酬として与えてくれるアパートを所有しています。はじめは自分で住むこともありますが 何年か住んで不用になるとそのアパートを不動産に委託して外国人などに賃貸をして収入を得ます。北京には5つの環状道路が有りますがその道路内のエリアのアパートは年年値上がりしています。例えば 4環付近の2LDKは4年前は1500元でしたが 3年前に2500元に上がり 2年前に3500元となり 去年は4500元で貸し出されることになりました。値段に関しては大家さんも関係しているとはいえ 大半は不動産屋が吊り上げているという感があります。家賃が上がれば彼らの手数料も当然上がるからです。

二重大家
このような状況の中で現れているのが二重大家なる商売です。どういうものかというと 本当の持ち主が古くて維持できないないような つまりどうでもいいアパートを 安い値段で借りて それを別のユーザーに高い値段で貸し収入を得るという商売です。そのように貸し出されるアパートは相場よりは安いとはいえ 本当の大家さんにしてみるとどうでもいい物件なので 当然メンテナンスはされていません。大家さんから借りている第二の大家も当然お金をかけて修理する気など毛頭ないですから家は荒れ放題です。壁はくずれ タイルははがれ 水は漏れ ガラスは割れているという状態です。こんな家だれが借りるもんかと思いますが 自国でDIYが趣味だったという人は改装やり放題のこういう部屋を借りるのは面白いかもしれません。

資材はどこで手に入れる?
壁紙は市場の専門店で手に入ります。何回か足を運ぶと顔を覚えてまけてくれたりします。
タイルは街中のタイル屋で手に入りますが タイル屋でもう不要の半端なタイルが外に放置されていることもあり こんなものなら 安い値段で譲ってくれます。ただ春節2週間くらいはたいていの店は休みに入るので 必要な資材は休み前にすべて揃えておきましょう。

春節シーズンはいたるところで爆発音
この期間はまるで爆撃でも受けているような音が外から聞こえてきます。夜はそれに花火の光が加わります。外国人ははじめの1時間くらいは物珍しいですが あとは自分の生活にもどります。ただ2週間は音と光に慣れないといけませんけど…

動画:kiyoちゃん「絵と歌で覚える中国語」春休みの改修工事
♪長期の休みに部屋のリフォーム 寒假期间室内改装
   外はお正月とても賑やか花火は上がるし爆竹は鳴る
 外边儿春节很热闹啊 高空礼花闪光有爆竹声 リフォーム 改装♪

発音のポイントはこちら→http://kiyochanpetitchinese.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html







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