外モンゴルへの旅

初めに見てね(=^・^=)

ビザの為に、数か月に一度外国人は中国国外に出なければいけません。
香港に行ったり、天津から大阪に出たりする人もいます。
今回は、始めて外モンゴルに出てみることにしました。

北京から外モンゴルまではどのくらい?
飛行機でいけば、1時間くらいです。汽車の場合は、特急で10時間、各駅だと15時間くらいかかります。料金は、飛行機でも汽車でも往復1万円~2万円くらいです。時間がない人は飛行機、車窓を楽しみたい人は汽車がよいです。今回は初めてだったので、景色が見える汽車で行くことにしました。

北京から外モンゴルまでの景色は?
中国の水墨画で有名な山水の風景を見ることができます。渓谷の中に水があるためです。しばらくそういう景色が続きます。
山岳部を過ぎると、あとは、見渡すかぎりモンゴル平野が続きます。
お薦めの季節は、春から夏です。緑の草原が美しいからです。
それに、その時期は野生の馬が元気よく走っています。冬場はじっとしています。

中国のどの都市から外モンゴルのどの都市で国境を越えるの?
中国側の二連(アルリエン)から出て、外モンゴルのザミンウード(扎门乌德 )に入国します。二連の市内から国境越えの場所まで60キロあると聞きましたが、まっすぐな道を進むので、車で10分もあれば着きます。

国境越えってどんな感じ?
簡単にいうと、中国側の関所を越え、数百メートル先の外モンゴルの関所を通過するだけです。

難しいことはないの?
手続き自体はなにも難しくありません。列に並んでパスポート見せるだけです。ただ一つ困ったことがあって、今回はそれで冷や汗をかきました。

困ったことってなあに?
外モンゴルの人達が大勢二連に来て国境越え運転手の仕事をしています。当然外モンゴルの人は中国語堪能なのだろうと思っていました。しかし、外モンゴルに入国して、中国語で誰に話しかけても、中国語が通じません。一般人でなく、駅や役所の人たちも、ほとんど話せません。「ニーハオ」「シエシエ」くらいです。帰りのバス乗り場の場所さえ聞くことができません。漢字も読めません。このまま、外モンゴルから中国に戻れないのではないかと、不安になりました。警察署の人が、中国語を話せる人を紹介してくれて、なんとか帰ることができました。

この経験でわかったこと
国境越えで並んでいるたくさんの人たち、100%近くは、外モンゴルの人達。中国人は国外に行くのに、お金や面倒な手続きが必要なので、よほどの用がなければ、外モンゴルへの国境越えはしません。つまり、国境越えするお客さんは外モンゴル人ばかりなので、商売のために中国語を学ぶ必要がなく、みんな中国語話さなくても用が足りるのだということがわかりました。

モンゴル語
以前モンゴル人の女の子に教えてもらった著者が知っている唯一のモンゴル語「バイエラ~」意味は「ありがとう」です。今回お世話になったモンゴル人には、この言葉だけ話しました。通じたようです。モンゴルという国は、以前は西から東にまたがる大きな帝国だったからか、言葉の中にいろいろな発音が含まれていて、どの言語の発音にも対応できるとモンゴル人から聞いたことがあります。字は一筆書きのようで、まったく読めません。

終わりに
今回は中国語が通じなくて、帰るだけで精一杯でしたが、次回行く機会があったら、ザミンウードの恐竜の化石でも見に行きたいです。それと、少しでもモンゴル語を覚えてレストランでオーダーし、モンゴル料理に挑戦したいです。ちなみにモンゴル人の良く飲む「奶茶ナイチャー」というミルクティーは美味しいです。北京より二連の方が近いだけあって安く手に入ります。粉末タイプを買ってきました。お土産にしても喜ばれます。











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